年金
米国の年金事情: 伝統的な確定給付年金(DBプラン)は減少、確定拠出年金(DCプラン)が増加のトレンド。DCプランは、拠出額だけがわかっていて、受け取る年金額はわからない。
日本でも2001年より日本版401(k)の確定拠出年金制度がスタート。2017年にiDeCoスタートし、DCが増加傾向。その反対に企業や業界が提供する確定給付年金は減少。多数の企業が従業員持株会を用意しており、保有額もかなりあるが、自分の勤め先に卵をまとめて盛っているということであり、リスク分散できていない問題がある。
人的資本の考え方
- 教育や職業訓練で、人的資本の価値を上げることができる。
- 人的資本の投資リターンは高い。高い年率リターンという報酬をより長期間得られるように、できるだけ早く人的資本を築き上げるのが重要。
- 工学系の学位は特に価値が高い。スキルの高い技術者の供給が少ないから。それに比べて教養系の学位を取る人はずっと多く労働市場が飽和状態。また工学系の職に就くには簡単に習得できない高度な技術的スキルセットが必要なため、他のスキルを持つ労働者では代替できないことがあるから。工学系は不況に強く、人的資本は安定。
- 若い人のバランスシートで最も貴重な資産は、投資ポートフォリオでも家でもなく、これから稼ぐ給与、賃金、所得の割引き価値である。
- 年をとるとともに、人的資本を金融資産に変えていく。高齢者が金融資産を多く持っているのは、長い時間をかけて人的資本を金融資産にほぼ転換し終えたからであり、世代間で不公平なわけではない。
- 現代のように人生が長くなると、人的資本を再び積み上げていくという考え方が必要になってくる
時間と場所の分散
- 市場リスクは分散によって消し去ることはできないが、個別株特有のリスクはなくすことができる。
- 「合計のリスクは、リスクの合計よりも低い」分散投資を成功させるためには、1:完全に相関しないこと、2:ある程度の利益が両方の投資先で見込めること
人生100年時代の資産管理術 モシェ・ミレブスキー
